マイケル・ムーアさん

1954年４月23日生まれ

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KNeko；ムーア監督といえば、アメリカの医療問題やらなんやら、社会問題を次々と告発する映画で有名やもんな。どんな星してはるんか、興味わくわぁ。やっぱり、批判精神に富んだ星してはるんかなぁ。

おばちゃん；あぁ、そこが、今回の楽しみの一つやなぁ。

KNeko；あはっ、ムーア監督も火星がやぎ座なんや。前におばちゃんが言ってたとおり、やぎ座の太陽や火星は、映画制作にはプラスに働くんかなぁ。ああいう作風の監督さんでも、現実的、実際的なやぎ座の星が味方してるなんて、なんや面白いわ。
そんでもって、月もやぎ座なんや。へ～。

おばちゃん；そやなぁ、まぁ、午前中の早い時間に生まれてたら、いて座の可能性もあるけどなぁ。
で、それから？

KNeko；何よ、おばちゃん、今回は私にしゃべらそうちゅうん･･･手抜きかい！
まぁ、ええわ。でもって、おうし座生まれで金星もおうし座っと･･･
あれっ、おやっ、え～、これって!?

おばちゃん；ははは、気づいたか！ムーア監督、現実的で実際的な土のエレメントのむちゃくちゃ強い人なんやよ。

KNeko；え～!?

おばちゃん；まぁ、正直に言うと、私もびっくりしたんや。
おまけに、太陽と火星＆月と土星で、直角三角形作ってるやろ。太陽と月＆火星がトラインで、その太陽とオポジションの位置に真面目で厳格な星、土星が来てて、それがまた、火星＆月とセクスタイルってやつや。
ものすご真面目で手堅く、一歩一歩着実に自分の道を進んでいこうちゅうタイプやなぁ。

KNeko；ちょ、ちょっと、意外！奇想天外の星、天王星とかが、ばりばりに活動してて、先進的、革新的な星の持ち主かも？って想像してたのに･･･。

おばちゃん；天王星かぁ、まぁ、おひつじ座の水星とスクエアやから、コミュニケーション、自分の考えを表現する時に、奇をてらうちゅうか、他の人が予想もしない手段を使ってくるってとこはあるやろな。おひつじ座に知性の星、水星が来てる人には、断定的で勢いのあるコミュニケーションを得意とする人が多いんやけど、そこに意表をついた面白さが加わるって形や。
そやけど、その面白さも、表現手段としてのもんで、彼のねっこのとこは、従来からの考え方に沿ったもんであり続けるような気がすんで。

KNeko；そうすると、星の上では、革新どころが、ものすご常識的で保守的なん？

おばちゃん；なぁ、KNekoちゃん、常識的、保守的って、どういうことやと思う？

KNeko；えっ!?

おばちゃん；例えばな、芸術の分野における古典派って何や？ルネサンスって何や？
後に古典派って呼ばれるような人は、別に古典的な作品を生み出そうとしたわけやないやろ。むしろ、その先駆者にあたる人は、当時、例のなかった先進的なことをやったわけや。 ルネサンスかて、昔のすばらしいもんを復興させようって発想は、当時の常識を打ち破るもんやったわけやろ。

KNeko；そうすると、保守が革新で、革新が保守で、常識が非常識で・・・あれっ!?

おばちゃん；これは、最近まで私も知らへんかったんやけど、ムーア監督は、自動車産業の大城下町で、自動車組立工の家庭に生まれ育ったんや。おじさんは、労働組合活動に熱心に取組んだ方やったそうや。
おうし座は、やぎ座とはまた違った意味で、保守的な星座や。自分が慣れ親しんだ文化・文明のよいとこ、美しいとこを感覚的によう知ってて、それを大切にしようとする気持ちが強いとこあるんや。自分の幼い頃の体験が、身になり骨になりって側面が強いんやなぁ。

KNeko；ふ～ん。

おばちゃん；ムーア監督の作品は、ムーア監督が生まれ育った文化・文明、それによって培われた価値観の延長線上にあるって気がするんや。ただ、彼の価値観と全く縁のない世界で生まれ育って、彼とは違う常識を持つ人にとっては、その内容がものすごセンセーショナルで挑戦的に見えるんや。まぁ、センセーショナルなんは、天王星や冥王星からアスペクトを受けてるおひつじ座の水星が一役かってるとこはあるやろけどな。

KNeko；なんとなく、おばちゃんの言いたいこと、わかってきたような気が･･･。たかだか結婚するだけでも、当たり前と思ってたことが、当たり前やのうて、相手の育ってきた文化と自分の育ってきた文化の違いにびっくりすることがあるもんな。

おばちゃん；まぁ、大きい意味ではそういうことかも知れへんな。
そやけど、社会の問題点を扱うジャーナリズムのほとんどは、自分の生まれ育った文化・価値観を尊重するとこから生まれるんか、その逆に、自分のまわりの価値観や常識に反発するとこから生まれるかの二通りなんかもな。もし、そやとしたら、ムーア監督は、前者の才を持つ典型的な人なんやで。

KNeko；う～ん、そっか。

おばちゃん；それからな、ムーア監督は、ミュータブルの星に、ものごっつう縁が薄うてな、他の人がどう考えようと、それに影響されることなく、自分の培った価値観にそって生きようとしはるタイプや。
もちろん、価値観ほど千差万別なもんはないし、その辺の難しさって言ったらないけど、ムーア監督は、敵も味方もてんこ盛りで、自分の信念のまま、進み続けるって星、してはるなぁ。

KNeko；おばちゃん？

おばちゃん；うん？

KNeko；最後のまとめは、えらい常識的やん。