あさのあつこ さん

1954年９月14日生まれ

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KNeko；あさのあつこさん･･･ひらがなやってことは、児童文学、書いてはる方よね。あのバッテリーの原作者さん。

おばちゃん；まあな。そやけど、実は、あさのさんが大人向けに書きはった本、なかなかすごいんやで。描き出される闇の色が、いっそう深くてな。読んだことなかったら、ぜひ、一度、読んでみてや。

KNeko；珍しいなぁ、おばちゃんが、星やのうて本を読めって言うなんて･･･。そこまで言うんやったら、いっぺん読んでみよかなぁ。

おばちゃん；あぁ、ぜひ、読んでみてや。
なぁ、中学生が支持する作品を書く作家さんって、ただもんやないって思わへんか。あやつらに通用するんやから、私らが引き込まれへんわけないやろ。

KNeko；今日も、また、おばちゃん、あついなぁ･･･。
へ～、おとめ座生まれ、なるほどねえ。やっぱり、真実に対してものすごピュアなとこのある知性派の星座やもんなぁ。物事を掘り下げるってことでは、さそり座やけど、金星がさそり座に来てて、真面目で重たい星、土星とコンジャンクションかぁ。そんで、その土星をルーラーとするやぎ座に火星が来てて。

おばちゃん；ふんふん。

KNeko；でっ、月がおひつじ座なん!?

おばちゃん；へへへ、そこ、突っ込みどこやで。

KNeko；もう、おばちゃんは･･･、ほんまに。
そっか、あさのさんの配置、９個の星が半球側に固まってて、おひつじ座の月が１個だけ反対側にあるんや。そんで、こういう時、ぽつんとなった星は、並々ならぬ影響力を発揮するって言われるもんなぁ。
そやけど、この星、見てたら、おひつじ座の月が１個だけぶっとんでるって思わへん？

おばちゃん；まぁ、もともと、おひつじ座の月は、ぶっとんでるもんやけど、な。

KNeko；ちょ～、からかわんといてぇや。でも、このコントラストちゅうか、他の星との落差ちゅうか、これ、ちょっとすごいんとちゃう。
１対９になっても、思い切りばんばん行ってるおひつじ座の月って感じして、さすがおひつじ座の月、ちゅうたらそうなんやけど。

おばちゃん；ははは、まぁ、言いたいことはようわかるで。
出生時間は不明やけど、正午で計算して、おひつじ座の月とやぎ座の火星は誤差なしのスクエア、月とてんびん座の水星は、誤差１度未満でオポジションやから、Ｔスクエアが成立してるって見てええやろ。
このＴスクエアもエネルギーでぱんぱんになってて、ほんの小さな衝撃でも、ばんと飛び出していきそうなもん感じるで。

KNeko；Ｔスクエアは質の違うもんのぶつかり合いの配置やもんなぁ。しかも、月、水星、火星ってぜんぶその人の人格に直接影響する星ばっかりやから、心の中に相反するもん、抱え込んでるって感じ？

おばちゃん；あぁ、そやで。あんたがさっき、言おうとしてたんも、そういうこととちゅうやろか。特に、おひつじ座の月と他の星のトーンの違いな。そのびっくりするようなバランスの上に、あさのさんはいてはって、それでこそ、ああいう作品を生み出してきはったんかもなぁ。

KNeko；そやなぁ。私が最初に思ったんは、おとめ座生まれで、金星がさそり座で、土星とコンジャンクション、火星はやぎ座で、長期的視野に立って、ものごとを成し遂げていく力においては、定評のある位置やん。てんびん座の水星は、ちょい質がちゃうかも知れへんけど、バランスの取れた知性ってイメージがあって、統合していく力を持ってるとも言うし。
そやから、ややおとなし目やけど、相当に優秀な人ってイメージやったんやわ。学生時代は、学級委員か図書委員をしてそうな女の子って感じな。土のエレメントと土星が、がつんと効いてるし、おとめ座にさそり座的なもんが加わると、自分の真実を求めて、深く掘り下げるってとこも出てくるし。

おばちゃん；うん、それは、ようわかるで。

KNeko；そしたら、おひつじ座の月やんか。ピンときたらバンと飛び出してく、勢いにあふれた位置やん。準備不足なんてお構いなしちゅうか、そもそも何かを始めるのに準備をしようなんて思うまもなく、手が動き、足が動きって感じやん。優等生どころか、やんちゃのかたまりやもんなぁ。

おばちゃん；ははは、その両極端が同居してるんがこの配置やからなぁ。
このおひつじ座の月の勢いのままに走った時、いったいどんな風景が見えるんやろな。そして、そこから感じたもんを優れた知性とじっくり計画性を持って取り組む姿勢で熟成させることができたら、ものすごいもんが生まれてくるんとちゃうやろか。
そういうのが、この星の魅力であり、あさのさんの魅力のように思うんやわ。